4大法人の監査責任者、継続監査5年まで・自民小委

 
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20051021AT1F2100K21102005.html
 
カネボウ粉飾決算をめぐって、企業の監査責任者を短期間で交代させようとする動きがさらに加速してきています。もっとも、それ以前から監査責任者の交代の話は出ていて、既に法定化も決定していたのですが・・・。
 
5年で交代というのは、まあ妥当なところでしょうか。ただ、なぜこれがいわゆる4大監査法人のみなのかが気になります。中小だって、上場企業を監査している以上、同じ条件じゃないとまずいはず。確かに、中小だと人材が不足しているといえるかもしれませんが、「監査法人」である以上、最低5人は会計士がいるはずですし、絶対に「無理」という訳じゃないと思うんだけどなぁ・・・。
 
あと、監査法人自体の交代制度が見送られたのは妥当な結論だと思います。確かに、監査法人自体交代することで、前の監査法人が見逃していた粉飾等を発見できるメリットは大きいのですが、逆に、露骨な営業の上、ダンピングなどが起こりえるというデメリットも大きく、メリットデメリット比較して、そこまで導入すべきなのかという疑問もありました。
 
以上。ちょっと気になったネタ。会計士補1年目のぺーぺーなんで、ちょっと的はずれなことを言っている可能性も大きいのですが、今の段階での私見でした。