村上ファンド、阪神タイガーズ上場提案

 
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20051005AT2D0402604102005.html
 
村上ファンドの本当の狙いがいまひとつ見えてこなくて、額面通りに受け取っていいのか微妙な部分もあるのですが、この話、そのまま受け取ればとてもおもしろいなぁ、と思います。海外のクラブチームでは、実際に上場しているチームもあるらしいですしね。日本のプロ野球チームが上場ということになれば、いままでいまひとつ不透明だった球団経営の実態も面に出てくるし、ファンが株式の半数を持っているという話になれば、球団合併などファン無視の話も出てこなくなるし、いろいろとおもしろくなってくると思います。
 
もっとも、デメリットも多いわけで、無駄に利益ばかりを追い求める球団とかになってしまったり、買収の危険性も出てくるわけで、そこらへんのリスクもあるとは思うのですが、完全に親会社の私有物になってしまっている今のプロ野球界に一石を投じるという意味では、興味深い話だと思います。

っていうか、球団の監査、やってみてーーーー!!!(笑)
 
ただ、実際に会社を上場させるには、2期間、会計監査が入り、会計士が監査証明を出す、つまり、会社の出した会計に関する情報が正しいですよ、というお墨付きを与える必要があります。その後、審査が入って上場・・・という経緯になります。それなんで、実際に上場できるのはもうちょっと先の話になりそうなんですけどね。