村上ファンド、阪神電鉄株の38%取得

 
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2D0301U%2003102005&g=MH&d=20051003
 
なんか、この手のニュースに関して、経営陣の反応の異常さは際立っていますね。上のサイトでは載っていませんが、阪神電鉄の首脳部は「会社存亡の危機」なんて言っていますが、株主が自分の会社を危機に陥れるわけないじゃないですか(ま、例外はないことはないけど・・・でも、明確に会社を危機に陥れる目的で購入した株主があらわれれば、いろいろと手段は講じれるだろうし)。
 
そもそも、「株式を上場する」というのは、誰でも自分の会社の株式を購入してもいい、と会社の側から表明していることなんですよ。株式を上場することによって、会社の側はいろいろなメリットを享受できます。例えば知名度はグンとあがりますし、会社に必要な資金を集めるのも簡単になります。一方で、誰もが株主になれるということは、誰が株主になるのかわからないわけで、今、話題の敵対的買収なども起こりえるわけです。でも、だからといって「上場しているけど、敵対的買収は嫌」っていうのはワガママなんですよね。上場のメリットを享受しているのなら、デメリットも引き受けるべきだと思います。